えぞのぎしぎし (蝦夷のぎしぎし) 

学名  Rumex obtusifolius
日本名  エゾノギシギシ
科名(日本名)  タデ科
  日本語別名  ヒロハギシギシ
漢名  鈍葉酸模(ドンヨウサンボ,dùnyè suānmó)
科名(漢名)  蓼(リョウ,liăo)科
  漢語別名  金不換
英名  Broadleaf(Broadleaved) dock, Bitter dock
2006/08/02 清瀬市下宿

2006/06/05 新座市大和田

 ギシギシ属 Rumex(酸模 suānmó 屬)については、ギシギシ属を見よ。
 和名は、北海道に帰化したものに命名されたところから。
 北西アフリカ・ヨーロッパからシベリア・イランに分布。広く世界の温帯に帰化。
 原産地では変異が大きいが、日本に帰化したものは subsp. obtusifolius(subsp.afrestis)。ヨーロッパ(スウェーデン・デンマーク・英国・中欧・西欧・イタリア・イベリア)・北西アフリカ原産。
 中国では、本種及び次のような近縁植物の根茎・根を土大黃(ドタイコウ,tŭdàihuáng)と呼び薬用にする。『(修訂)中葯志 』I/36-39 

  〇Rumex chalepensis(網果酸模・紅絲酸模・土大黃)
   ナガバギシギシ Rumex crispus (R.crispus subsp.fauriei;皺葉酸模・羊蹄葉)
   ギシギシ Rumex japonicus(R.crispus subsp.japonicus;羊蹄)
   キブネダイオウ Rumex nepalensis(牛耳大黃)
  〇エゾノギシギシ(ヒロハギシギシ) Rumex obtusifolius(Rumex madaio auct. non Mak.,
         Rumex daiwoo auct. non Mak.;鈍葉酸模・金不換)
         
『中葯志』I/49,『全國中草藥匯編』上37,『中藥大辭典』0143 は 
           マダイオウ Rumex madaio とする
   マンシュウギシギシ Rumex patientia (巴天酸模)
   カラダイオウ Rheum rhabarbarum(R.undulatum, R.franzenbachii;
        波葉大黃・河北大黃・華北大黃・山大黃)

  なお、大黃(タイコウ,dàihuáng,だいおう)については、カラダイオウの誌を見よ。 

跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
セイヨウオダマキ タカサゴユリ マリアあざみ ヤグルマギク センダングサ 跡見群芳譜トップ 外来植物譜index